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校長による職員室「季節の風物詩展示」

第32回のテーマ「秋の静かな夜に 十三夜のお月見を楽しむ」

第32回のテーマ「秋の静かな夜に 十三夜のお月見を楽しむ」

十五夜の後には「十三夜(じゅうさんや)」

という日本古来のお月見の日があります。

 

十三夜の月は,

十五夜の約1ヶ月後であることから

「後の月」ともよばれます。

 

新暦では,十五夜と同様に

十三夜も毎年ちがう日になります(今年は10月18日)。


十五夜はもともと平安時代に

中国から伝わってきました。

 

一方,

十三夜は日本で始まった風習といわれています。

 

十五夜では月の神様に豊作を願います。

 

十三夜は稲作の収穫を終える地域も多いことから,

秋の収穫に感謝しながら,

美しい月を愛でるために行うといわれています。

 

十五夜と十三夜を合わせて「二夜の月」とよびます。

 

十五夜は収穫した芋を供えることから「芋名月」ともいい,

十三夜は栗や豆の収穫の時期なので

「栗名月」「豆名月」ともいいます。


また,どちらか一方の月しか見ないことを

「片見月」といいます。

 

「十五夜の月を見たら,十三夜の月も見ないと縁起がよくない」

ともいわれ,

昔は十五夜と十三夜を同じ庭で見る風習があったようです。

 

十三夜には,十五夜と同じように,

栗や大豆,果物など秋の実りとともに,

ススキやナデシコなど秋の草花を飾り,

月見団子をお供えします。

 

ススキは3本,

団子の数は13個がよいとされています。

 

収穫の喜びと感謝を込めて,

月を見上げて楽しみましょう。

 

煌々と輝く満月は文句なしの美しさですが,

ほんのり欠ける十三夜の月もまた趣があります。


展示では,静かな夜とはなりませんが,

美しい月夜ということで,

タヌキたちが鳥居の野原に集まり,

ポンポコポンポコ「腹鼓」を打ちながら,

令和ポンポコ合戦をしています。