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校長による職員室「季節の風物詩展示」

第37回のテーマ「秋の風物詩シリーズ2 日の本キノコの王様 まつたけを食す!」

第37回のテーマ「秋の風物詩シリーズ2 日の本キノコの王様 まつたけを食す!」

八郷側に面した足尾山の中腹に

狢(むじな)内(うち)(現在は龍(りゆう)明(めい))

という集落があります。

 

小学校中学年の頃,そこに一度だけ叔父に連れられ

「松(まつ)茸(たけ)狩り」に行ったことがあります。

 

集落に住んでいる叔父の友人の案内で

山(やま)懐(ふところ)に分け入っていき,

赤松の根元の落ち葉をそっとかき分けると,

つーんと松茸特有の芳しい匂いがしたのを覚えています。

 

結局,叔父と私は一本も松茸を見つけられませんでした。

 

叔父の友人はその土地の所有者で,

松茸の在処がわかるようで何本か採ってきました。

 

山を下り,叔父の友人の家で「松茸の天ぷら」をいただきました

(土地の人たちは松茸を食べ飽きているせいか,天ぷらが一番旨いという)。

 

初めて食べた松茸!

 

しかし,松茸の味といっても味らしい味がしなかったというのが実感でした。

 

また,天ぷら油の匂いでせっかく山で嗅いだ松茸の香りは

脳裏からかすんでいました。 

 

今回の展示は,採れたての松茸を惜しげもなく二つに裂き,

炭火で軽く焦げ目がつくまで焼いている様子です。

 

水分が出てくると,

裂いた松茸からふわっと松茸特有の香りが立ち上がってきます。

 

さぁ,まずは何もつけないでかぶりつきましょう。

 

おぉ,なんという贅沢な食べ方!

 

まだまだ松茸はたくさんありますよ,

遠慮しないでどんどん召し上がってください!

 

松茸の 山かきわけし 匂いかな