1. 柿岡小学校>
  2. 校長による職員室「季節の風物詩展示」>
  3. 令和3年度 第9回~第59回>
  4. 第28回のテーマ「あまねく照らす 中秋の名月」

校長による職員室「季節の風物詩展示」

第28回のテーマ「あまねく照らす 中秋の名月」

第28回のテーマ「あまねく照らす 中秋の名月」

中秋の名月とは旧暦8月15日の月のことをいいます。

 

今年は9月21日になります。

 

年によっては早々と9月初旬に訪れることもあれば,

10月に入ってやっとめぐってくることもあります。

 

この日は日が暮れるのを待って月見の行事があります。

 

家庭でもススキを飾ったり,

月見団子や里芋(中秋の名月=芋名月)をお供えしたりします。

 

中秋の名月は,

いつもの満月よりひとまわりもふたまわりも

大きく見えるような気がします。

 

とくに東の空にあらわれたばかりの月は,

ほんとうに大きくてみごとです。


このように天空に輝く月の姿や形に魅せられた先人たちが,

季節や風情に思いを馳せ,

十五夜前後の月に様々な名前をつけてきました。


【十四夜月(じゅうしやづき)】

名月を待つ思いで月を仰ぐ宵という意味で

「待宵(まつよい)」とも呼ばれています。


【十六夜】

月の出がおよそ30分ずつ遅くなっていくので,

16日目の月は出てくるのを 

いざよう(ためらっている)ようだとして

「十六夜(いざよい)」。


【立待月】

17日目は,さらに月の出が遅くなり,

まだかまだかと立って待つから

「立待 月(たちまちづき)」。


【居待月】

18日目は,待ちくたびれて座ってしまうので

「居待月(いまちづき)」。


【寝待月】

19日目は,もう床に入って待つから

「寝待月(ねまちづき)」。


【更待月】

20日目は,夜も更ける頃なので

「更待月(さらまちづき)」。

 

今回の展示は,名月に誘われてウサギたちが集まり,

楽しくダンスや餅つきをしている風景です。