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校長による職員室「季節の風物詩展示」

第41回のテーマ「メリークリスマス!VOL2 -素敵なクリスマスツリーと飾り物-」

第41回のテーマ「メリークリスマス!VOL2 -素敵なクリスマスツリーと飾り物-」

クリスマスツリーはクリスマスの象徴。

 

街のショーウィンドウなどに飾られたきらびやかなツリーを見ると,

いよいよこの季節がやってきたと気持ちが華やぐものです。

 

12月の風物詩でもあるクリスマスツリー。

 

一般的には,モミや松,トウヒなど,

その土地その土地で生育している常緑針葉樹にさまざまな飾りつけをして作られます。

 

そんなクリスマスツリーとして使われるモミは,

横から見ると三角錐型をしており,

頂点に神,両端に神の子イエスと精霊が繋がっている「三位一体」を

体現していると捉えられたためです。

 

これが,のちのクリスマスツリーとなりました。

 

そして,クリスマスツリーの代表的な飾り物の意味・由来を紹介すると


【トップスター】
 クリスマスツリーの一番上に,必ずといっていいほど飾られている星型の飾りを「トップスター」といいます。トップスターは,イエスキリストの誕生を「東方の三博士」に知らせた「希望の星」が由来になっています。人々を導くような大きく目立つ星は縁起が良いとされ,クリスマスツリーの頂上を飾っているのです。

 

【クリスマスベル】
 クリスマスベルは,イエスキリストの誕生日を人々に知らせる「喜びの音を鳴らすベル」という意味があります。ベルの飾りには天使とセットになっているのが多く,これは天使がベルを持ち,キリストの誕生日を人々に知らせる役目がある事が由来となっています。また,ベル自体にも魔除けの効果があるといわれています。

 

【オーナメントボール】
 現在は金属性メッキ状のボールのものが定番ですが,昔はリンゴを飾っていました。リンゴはアダムとイブが食べた「知恵の木の実」を象徴しているといわれ,「幸福」や「豊かな実り」の願いが込められてツリーに飾られるようになりました。
【靴下】
 クリスマスで飾られる靴下は,聖ニコラウス(サンタクロースのモデルになったという人物)が貧しい家の子供たちを助けるために窓から金貨を投げ入れたら,暖炉のそばにあった靴下の中に偶然入ったという話が由来となっています。ちなみに,クリスマスシーズンによく売られているお菓子が入ったクリスマスブーツは,日本だけでしか見かけないものなのだそうです。

 

【キャンディ】
 クリスマスツリーに飾り付けられるキャンディが,杖の形をしているものが多いのは,「羊飼いが羊を導く杖」を意味しているからです。そこからキリストが人々を導いてくれるという祈りが込められています。また,白と赤のストライプ模様のキャンディが多いのは,キリストの「白い心」と「血と愛」を表しているという説もあるそうです。

 

【クリスマスリース】
 クリスマスリースの円の形は、始まりも終わりもない永遠を表し,「神に永遠の愛と命を願う」という意味があります。またリースに付いたリボンは,「永遠の絆で結ばれますように」という願いが込められています。さらにリースに飾り付けられることがある松ぼっくりやどんぐりは,かつて豊作の願いが込められていたことが由来しているといわれています。

 

【イルミネーション】
 クリスマスのイルミネーションは,キリスト自身を象徴しているといわれ,「世を光で照らす灯り」という意味があります。昔はろうそくが使われていましたが,火事の危険があるため最近では電飾が使われるようになりました。