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- 第54回のテーマ「ひな祭りならではの食-春の風物詩 その5-」
校長による職員室「季節の風物詩展示」
第54回のテーマ「ひな祭りならではの食-春の風物詩 その5-」
手に取りし ひなのあられは 双子かな
ひな人形の段かざりを見上げながら,
姉や妹,姉の友だちにまじって,隅のほうに座り,
ばつが悪そうに男児一人で黙々と食べていたひな祭りの食事。
いま思えば懐かしい思い出でになっています。
【ちらし寿司】
かつてはお祝いごとに提供されていた「なれ寿司」が,
だんだん「ばら寿司」へと変化していき,
「桃の節句」では彩りの良い「ちらし寿司」が好まれるようになったようです。
・エビ:腰が曲がるまで長生きできるように
・レンコン:遠くまで見通せるように
・豆:健康でマメに働けるように
色とりどりの具材にはこんな願いが込められています。
【ハマグリのお吸い物】
ハマグリの旬は2~4月ごろ。
ちょうどひな祭りの時期になっています。
ハマグリの貝殻はもともと対だったものだけがぴったり合い,
貝合わせなどの遊びで使われたことから,
一生添い遂げる仲の良い夫婦にちなんでいます。
【ひし餅】
植物のヒシ(菱)は,水面に拡がって繁ることから,
ヒシ形は成長や繁栄のシンボルとして古くから親しまれてきました。
桃の節句のひし餅には,
女の子の健やかな成長と豊かな人生への願いが託されています。
【ひなあられ】
ひし餅を,外でも食べやすくするために砕いて焼いたのが
「ひなあられ」の発祥といわれています。
また,関東地方ではお米の形のままの「ポン菓子」も一般的です。
もちろんひし餅同様に桃色・白・若草色の3色になっています。